土地探し(3)

建築条件

どうやらまだ買い手がついていない例の土地を家族みんなで相談することにしました。まず、売り主は180坪をまとめて売りたいといってきているのですが、この180坪をどう分筆するかを考えることにしました。結局お義母さんが60坪、僕たちが120坪ということにして値段は180坪分を購入面積に応じて均等に按分することとしました。

さらにこの土地には建築条件がついていました。土地自体は個人の所有ですが建築事務所とタイアップしており、この条件を外すと１坪当たり３万円の金額アップとなります。この建築事務所の作品の多くはなかなかアーバンテイストで僕好みだったのですが、やはりじっくりと検討したかったので多少の金額アップにはなりましたが建築条件を外してもらうことにしました。まとめて買うことで少し安くしてもらったのですが、建築条件を外したのでトータルでは少し高くついた程度ですみました。

残置物

土地の仮契約も近づいた頃、例の建設業者さん（以後【Ｔ建設】さんとします）から一本の電話が。どうやら購入する土地の地下にコンクリート片が残置されているというのです。今回の土地はもともと300坪あり、その上にはNTTの社宅が建っていたのですが、これを解体する際地下に埋設してあった雨水層や浄化槽などのコンクリートボックスの一部を残したまま整地したようなのです。

場所は北側境界ぎりぎりのあたり、しかし結構深く直接建築に支障は来さなさそうな感じです。基本的にこのあたりは軟弱地盤であるため、地盤強度を確保する意味で一部わざとコンクリ片を残置したとのことでした。これは解体記録にもちゃんと記載されており、忘れ去ったままの残置とは違うようで安心しました。

しかし、土地購入の際にはこういったことは一切提示されませんでした。しかし当然売主さん側は知っていたはず。Ｔ建設さんは気を利かせてか「売主側の瑕疵担保責任を交渉材料にしましょう」といってくれ、その結果トータルで60万円ほど値引いてくれることになりました。まぁ、なんにせよ安くなってよかったです(^^)

気になっていた融資の件ですが、Ｔ建設さんに相談したところ購入する土地が転用転売目的ではなく、あくまでも居宅建築用であることが証明できればよいとのことで、おおざっぱな図面と見積もりを提示していただけることになりました。どこで建てるかは別として、とりあえず予算分で見積もりしていただき、その書類を持って銀行と融資について話をしてくださいとのことでした。ふむふむ、土地だけの場合は仮の建物でとりあえず融資を受けるということのようです。ちょっと一安心。