土地探し(2)

先約が・・・

この180坪の土地はほぼ完全な南向き、北側は職業訓練施設で西側はその倉庫兼駐車場。東側には同じような更地が120坪分あり、そのさらに東側は中学校の職員駐車場です。南側道路は幅15m程度で申し分ありません。お義母さんもはっきりとは言いませんでしたがまぁ悪くなさそうな印象でした。もしこの土地を購入するとなるとお義母さんと隣接する２棟を建てることになります。広さは希望よりも少し大きめでしたが、売り主は180坪まとめてという条件でしたのでとりあえず購入してみようかという意志を伝えることにしました。

そこで上司から紹介された不動産屋さんに電話。すると『あ〜あそこね〜、もう売れちゃいました〜』との返事。がっかりです。また振り出しに戻ってしまいました・・・。

捨てる神あれば拾う神あり

この土地、せっかく買う気になっていたので悔しさもひとしおです。逃がした魚は大きいといいますが、まさしくそんな感じでした。と少し落胆しているとき、今度はお義母さんの知り合いの建設業者さんから全く同じ土地のオファーがありました。『あれ？あそこはすでに売約済みのはず』と思っていたのですが念のため、その業者さんに確認すると『まだ売れてませんよ〜』との返事。ふ〜む、どうやらここは本格的に確かめてみる必要があるようです。２日後に一度お会いしてお話を聞くことにしました。

実際にその建設業者さんとお会いしてみると、確かにまだ売れていないようです。引き合いは何件かあるようなのですが、180坪を分筆して購入したいという方が大半で売り主と折衝中とのことでした。売り主としてはまとめて買ってくれる方を優先したいということでしたので、ここは真剣に買う気があるということをちらっとアピールしておきました。購入するかどうかの意思表示の猶予は約10日間。この間に返事をほしいといわれましたので、値段の件も含めお義母さんとともに考えることにしました。

しかしくだんの不動産屋さんはなぜ『売れてしまいました〜』といっていたのでしょうか。その後の調査で、どうやら他の土地と勘違いをしていることが判明しました。近隣の土地を何件も紹介してもらっているので、こちらの思っていた土地と向こうが思っていた土地が違っていたようです・・・。きちんとした情報を伝えなかった僕も悪かったのですが、更地の場所を説明するにはなんといえばいいのかわからないのもまた事実。ましてや住宅街だと説明できる目標に乏しいものです。そんなこんなで大事な話は電話ではできないということがよくわかりました。