土地探し(4)

重要事項説明

なんだかんだで結局例の土地を購入することを決意。何をするにも初めてなので、これでいいのかどうかさんざん迷いましたが、結局どこを買っても同じような思いに駆られるのなら【縁もの】という言葉を信じるしかなく、とりあえずの仮契約を申し込んだのでした。

11月11日のＡ社さんとの最初の打ち合わせが終わった後、お義母さんと僕たちの土地の仮契約がＴ建設さんの事務所で行われました。媒介代表のEさん、売主代理人の建築士さん、それと『売れてしまったです〜』との返事をしてくれたＹ不動産さんの担当者らが立ち会いすることとなりました。決して大きな事務所ではないのでかなり手狭に感じますが、なんか一種異様な雰囲気が漂っていました。

机の上には「重要事項説明書」や「売買契約書」が双方ともに１通ずつ、お義母さんの分もありますので合計８冊の書面が並べられました。土地売買に当たっては媒介者が複数存在することが通常のようで、僕たちの名前以外にも買い手側媒介と売り主側媒介などの名前が記載されていました。

ハウスメーカーさんからの連絡

HMの営業さんという方たち

ハウスメーカーさんはあちこちにモデルルームを建て、そこに見に来たお客さんを捕まえて営業することが基本です。少なくとも訪問販売するようなものではないことは理解していただけるでしょう。従って、家を建てる気のない人には全く縁のない商売でもあります。

僕たちの新居の計画は、嫁さんとも話し合った結果、納得いくまで打ち合わせることを最重要課題としていました。もちろん、土地だけの購入となると不動産取得税がかかりますので、減免してもらえる２〜３年のうちには建てたいとは思っています。ただ、せかされて決定してしまうと必ずや後悔することになると思っているので、じっくりと腰を据えて検討しようということにしていました。従って、こちらからハウスメーカーさんにアプローチすることはモデルルームの見学以外には一切せず、向こうから連絡があったら応対しようという方針でした。

そんななか、最初に連絡をしてきたのは大手住宅メーカーのＡ社さんでした。僕の中でよかったと思えたメーカーさんは【ミサワホーム】【ヘーベルハウス】【ＳｘＬ】くらいでしたので、正直Ａ社さんの連絡にはとまどいました。ただ、家を建てたこともない身にとってはプランニングしてもらうにはいい機会でもあったので、適当に話を合わせてこちらの要望を伝えることとしました。

銀行巡り(2)

銀行を紹介してもらいました

１週間もしないうちに両行から連絡があり、特に融資することに問題はなしとの返事が。もちろん、審査を受けたわけではないので確実さはないのですが、建物の概算見積もりさえあれば土地だけでも先行してローンを組めますとのことでした。

今回、ローン返済にはボーナス払いは用いないことにしました。また、建物が完成してもしばらくは費用がかかりそうでしたので駆け出し時の支払いを低く抑えるために35年でのローンを組むこととし、余裕があれば前倒しで返済することを前提にしました。そのため繰り上げ手数料も重要なポイントです。

まずＫ銀行。店頭での変動金利は2.875%、固定金利は10年もので3.6%でした。職場がしっかりしているためか、優遇金利は1.5%とのことで、変動1.375%、固定で2.1%との試算です。固定金利ものの繰り上げ手数料は繰り上げ額に関係なく31500円と高いのですが、保証料はMS銀行よりも少し安めでした。優遇金利に関しては初回優遇ではなく、全期間優遇としてもらっています。トータルの支払いはこれで少しは押さえられるはず・・・。

そしてMS銀行。優遇金利は1.4%とK銀行より少し下がるのですが、店頭金利が安いので変動で1.475％、固定で2.15％の試算となりました。優遇に関してはＫ銀行と同様、全期間優遇での試算です。金利は若干K銀行より高いのですが繰り上げ手数料がネット経由だと無料という点にかなり惹かれます。保証料もほとんど差がなく、やや高いくらい。繰り上げ返済を年に１度行ったとしても20年で60万円以上も安くあがります。大きく繰り上げればその分元金も減るのですから繰り上げ後は定時返済分も下がることが予想されます。

まだどちらにするかは決めかねますが、とりあえず仮審査を出すことにしました。勤務先の信用度合いが高いのか、書類には名前や生年月日など簡単なことを記入するくらいで終了。会社の資本金みたいな細かいところは銀行側で勝手に補ってくれるようです。

土地探し(3)

建築条件

どうやらまだ買い手がついていない例の土地を家族みんなで相談することにしました。まず、売り主は180坪をまとめて売りたいといってきているのですが、この180坪をどう分筆するかを考えることにしました。結局お義母さんが60坪、僕たちが120坪ということにして値段は180坪分を購入面積に応じて均等に按分することとしました。

さらにこの土地には建築条件がついていました。土地自体は個人の所有ですが建築事務所とタイアップしており、この条件を外すと１坪当たり３万円の金額アップとなります。この建築事務所の作品の多くはなかなかアーバンテイストで僕好みだったのですが、やはりじっくりと検討したかったので多少の金額アップにはなりましたが建築条件を外してもらうことにしました。まとめて買うことで少し安くしてもらったのですが、建築条件を外したのでトータルでは少し高くついた程度ですみました。

住宅展示場を見に行く(2)

市内の住宅展示場は他にもいくつかあるのでそちらも回ることにしました。メーカーさんがいくつかダブっているのですが、とりあえず簡単な印象を。

セキスイハイム

３階建て、屋上つき。螺旋階段やホームエレベーターなどがありました。キッチンはアイランドタイプ。嫁さんはかなり気に入っていました。家事室もそばに設けてありましたが、付けられる方は意外に少ないそうです。２階には子供部屋を仕切る稼働間仕切りがあり、よく考えて作ってありました。また３階にはホームシアターとお風呂が。さらに屋上には太陽光発電のパネルが設置されていました。最新のギミックを駆使して作られたという印象の家でした。

セキスイツーユーホーム

セキスイハイムの木造版です。２x６工法でヨーロピアンな雰囲気。木をふんだんに使いましたという感じですが、一条工務店のような重厚感はなく、ライトでポップな印象でした。室内はほぼすべてナチュラルカラーなので落ち着ける感じですが、僕たちにはちょっと落ち着きすぎている感じを受けました。換気システムの説明に力が入っていました。

パナホーム

この秋完成したばかりの新築物件です。先日の物件とは違い、随所が新しくアイデアも豊富です。特によかったのが２Ｆの一角にあるホームシアター。ドアを閉めればまるで映画館という感じです。大音量で映画を見ているにもかかわらず、ホームシアターの外にはほとんどと言っていいほど音が聞こえてきません。普通の音量だとまず聞こえないんでしょうねぇ。あと、MBRも足下照明があるなどシックな感じで好印象がもてました。

ダイワハウス

ここもシンプルモダンな家です。特筆は玄関の広さと大きな水槽。床は大理石調で、水槽の熱帯魚も映えます。リビングは少し狭めですが、なんと中庭には水盤が。これはおもしろい工夫です。この水盤、シックな居酒屋風和室からも腰下窓を通じてみることができるようになっていて、好印象でした。２Ｆにはバーカンターが。さらにお風呂はバスタブを床の上に置くタイプ。3in1のためかなり洋風です。ただ、２Ｆの床は黒い麻調の厚みのあるカーペットのためかなり汚れが目立ちそうでした。お菓子なんかこぼした日にゃ掃除機を使ってもうまくとれるかどうかわかりません・・・。