Ａ社訪問

がっくし・・・

先日、ヒアリングしてもらったＡ社のファーストプレゼンテーションの日です。どんなプランを提示してもらえるのか朝から少し興奮＆緊張気味です。この日はＡ社さんの事務所でのプレゼンということで朝から出向きました。出向くといっても車で15分程度。たいした距離ではありません。

事務所に着くと早速奥のテーブルへ。天気がよく日当たり良好な場所です。そこへ現れたのは営業のNGCさんと設計担当のTさんでした。Tさんはすらっとした感じのインテリといった風貌。設計部というオーラが出ています。僕たち夫婦と向かい合わせに座ったTさんとNGCさんはやや緊張気味の面持ちです。「とりあえず先日提示していただいた希望を図面にまとめてみました。至らぬ点が多いと思うので忌憚ない意見をお聞かせください」とかなりの低姿勢。いや、図面を書いてもらっているのはこっちなので却って恐縮してしまいます。

ざざっ、とテーブルの上に広げられる図面。まずは間取りです。ぱっと見た感じよさげなのですが、かなりの不満点もあります。まずLDK。一体化されずセミクローズになっています。夫婦の希望としてはLDKぶち抜きの大きな居室でしたので、まずこれがだめでした。特に嫁さんの希望である『キッチンからLDKのすべてに目が届く』という要望がかなえられていません。死角が多い図面です。またガレージもカーポート仕上げです。できればビルトインを希望だったのですが・・・。そのくせ、駐車台数は3台。2台分の駐車スペースでよかったのですが、1台おまけ？してくれています。

キッチンからの死角が多かった第一案

やはり、きちんと要望を伝えられなかったのがいけなかったようです。おそらくNGCさんはヒアリングの結果をTさんに伝えて図面を引いたと思うのですが、伝言ゲームのようになってしまい、その結果、僕たちの考えているものからはかなりかけ離れてしまったようです。このとき改めて、きちんとした要望書がいかに大切かを思い知りました。

そしてさらにショックだったのはその外観です。う〜ん、とてもではないですがシンプルモダンとはいえない感じが・・・・。方形屋根や切妻などの屋根面が多彩なのはいいのですが、全体のコンセプトがぼやけた感じの家になってしまっています。外観はフラットルーフを中心としたシンプルなものをとお願いしたと思うのですが、妻が寄棟なども好みだという話をしてしまったのがいけなかったのか、屋根についてはいいとこなしです

とりあえず２時間ほどかけて修正案を提示しました。前回とは違い、もう少しまともな要望書にブラッシュアップしています。写真なども提示する必要があるかと思い、他社さんのパンフレットなども持参して、好みの外観はこんな感じと伝えておきました。HMさんの設計は基本的には規格ものを使用した建物ですので、どこまで僕たちの要望を汲んでもらえるかは？？ですが、次回に期待しつつ事務所を後にしました。